マイナーな乙女ゲーム(PSP)でオススメはありませんか?
主人公の顔が全面に押されてるものや、主人公の性格・言動がちょっと難ありでないものがいいです。
むしろ主人公が空気くらいのものがあれば嬉しいです。
あと、Vitaminシリーズの人の絵柄は無理でした。
回答よろしくお願いします。
マイナー、主人公が空気、で即座に思い出したのが「カヌチ」でした。
2008年に前編である「カヌチ 白き翼の章」(PS2)、2009年に後編である「カヌチ 黒き翼の章」(PS2)が発売されています。
2010年にはこれらを一つに纏めた「カヌチ 二つの翼」(PSP)が発売されています。
乙女ゲームとしては珍しい前後編となっておりますので、当然物語も長い上に「鍛冶」や「料理」等のRPG要素もあります。
前後編あわせるとプレイ時間が平均で100時間を越える壮大な乙女ゲームです。
ここでなぜ「マイナー、主人公が空気」と主張したかと言いますと、まず、このゲームはこんなに壮大なのに人気が無いからです。
「カヌチ 白き翼の章」(PS2)で限定版よりさらに上の「特別限定版」というものを出して特典も充実させていましたが、売れずに後編の黒き翼では通常版及び限定版のみになりました。
PSP化もしましたがいまいち“売れた”とは言えないです。
ただ、PSPユーザーが増えているのでプレイされた方はそれなりにいるようです。
次に、主人公が空気、という件についてですが、実はこのゲーム、「ダブル主人公」という設定となっていて、前編では攻略対象キャラの半々で「どちら派なのか」別れます。
しかし、ダブル主人公は「ごく普通の女の子」と「生き返った神話上の女神」です。
ほとんどのユーザーは「ごく普通の女の子」の方に自己投影もしくは肩入れをするので、女神の方を好きになったキャラのルートは自分が空気のように感じます(おまけにそのキャラに限って女神の方ばかり出て女の子の方はほとんど話しません)。
また、女神はとても戦闘に長けていて、攻略キャラより強い上に口調も性格も男らしいです。
そんなキャラにとてもじゃないですが自己投影など出来ません。
そんなことがあったため、当時制作者側に「ごく普通の女の子の方と恋愛させて欲しい」とたくさんの意見が寄せられたので後編では元々書いていたシナリオを大幅に書き直し、全員普通の女の子に落ちることになっていますのでご安心ください(前編、後編とでは出てくるキャラが違います)。
前編で女神派だったキャラも方向転換をして女の子の方に落ちます。
以上がこのゲームがマイナー、主人公が空気と呼べる理由です。
主人公が空気、というのとはまた少し違うかも知れませんが……。
色々言いましたが、私は今でもこのゲームが大好きなので機会があれば是非プレイしてもらいたいです。
特にBGMは映画で使われているような荘厳な曲ばかりです。
PSP限定版のサウンドトラックは前後編あわせて8時間を超えています(あまりに長いのでPC再生専用なほどです)。
アムネシアがオススメです。http://www.otomate.jp/amnesia/
主人公は空気っていうよりも、記憶喪失のため「性格がない」といったほうが正しいです。
主人公がしゃべることは、ほとんど自分で選択肢を選ぶ形になっています。
あと、主人公には、名前はなく、自分の決めた名前が名前になります。
そして、共通ルートがなく、最初から攻略者を選べます。個人ルートだけってことは、全部違う話で、全く飽きないです。
すっごくオススメです。
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